私は泌尿器科医として、30年間癌治療にたずさわってきました。腎臓癌は免疫療法が有効な数少い人間の癌のひとつでしたので、医師となって以来免疫療法に興味を持ち、また外科医、婦人科医と協同でさまざまな癌に対して、免疫療法を試みてきました。しかし免疫療法に限らず、抗癌剤治療も、大きな病巣に対しては無力であることが大半でした。癌は全身病とは言われますが、大きな病巣に対する局所治療を抜きにしては全身的な治療も成り立ちませんし、逆もまたしかりなのです。
 


 私自身も含めまして、これまでの癌治療はひとつが効かなければまた次というように、ばらばらに切り離されておこなわれてきました。これを克服するためには、他の治療をさまたげない、あるいはさらに他の治療法の効果を増強させ得る局所治療の手段がどうしても必要であったのです。このたび花小金井クリニックを開院いたしましたのは、このような状件を満たす優れた特徴を持った温熱療法の機械を導入し、免疫治療、毒性の低い抗癌剤治療を組み合せた総合的な癌治療をおこなおうと決意したためです。癌で苦しむ皆様に少しでもお役に立てることを念願しております。

平成14年6月
花小金井クリニック
院長 加藤 幹雄

略歴:
○昭和48年東京医科歯科大学医学部卒業
○前埼玉医科大学泌尿器科助教授
○前瀬田クリニックグループ
 新横浜メディカルクリニック非常勤医師
○第4回(2000年)
 バイオ治療法研究会代表世話人
○日本ハイパーサーミア学会会員